2023年12月31日日曜日

令和6年度 新年挨拶 代表理事組合長 佐野成昭

新年あけましておめでとうございます。
令和6年の年頭に際し、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
新型コロナウイルスも5類に移行し、社会活動がやっと正常に戻りつつ人流の動きも活発になってきた様に思います。生活面では、軒並みに食料品、電力、燃油の相次値上げラッシュで、特に子育て世代の家計には影響が出ており、懐が寒い年になりそうです。政府の景気予想では、緩やかな回復傾向と言う事ですが、あまり実感がわかない状況だと思います。一刻も早く無用な争い事が終結して平和な国際社会になり、エネルギー、食料、資源等が持続的に、かつ安定的に往来する日が来ることを心より願っております。
昨年の作柄は、近年雪解けが早く春の定植作業も順調に始まりましたが、6月7日に天候の急変により、市街地区を中心に降雹、降雨があり、豆類で一部廃耕を含め玉葱・てん菜・大豆・馬鈴薯に被害があり、二年続きの降雹に気が抜ける思いとなりました。
小麦については、6月の気温や日照率も高く、収量・歩留含め平年作以上の出来に、これまで増収に向けて取組んできた学習会や青空講習と熱心に学んできた成果が実り、生産者は基より、今まで携わってきた営農課木俣嘱託や荒木係長をはじめとした普及センターの皆さんのおかげと熱くお礼申し上げます。
その後については、真夏日が続き、てん菜・馬鈴薯・豆類に病害・減収・低糖分となり計画を下回る事となりました。玉ねぎに至っては、日焼けによる歩留の低下もありましたが、価格についてはR3年と同じような価格帯で推移しています。
酪農畜産については、飼料の高止まり、個体販売の低迷、猛暑による生乳減少もあり厳しい環境にあります。
この厳しい環境の中、政府は需要拡大支援、飼料の支援、補給金、資金の援助等行っているものの、販売物への価格転嫁が進まず、国内企業による稼ぐ力を早期に発揮される事を期待し、経済の好循環による消費拡大が待たれる所であります。
昨年4月に役員改選があり、理事2名・監事1名の交代があり、職種・年代・職歴共にバランスが取れた新役員体制となりました。社会変化、世界情勢、感染症、気象変動と変化の多い中で、組合員の営農と生活をしっかり守る事が私たちに課せられた使命であります。生産者との対話を深め、日本の食料基地である使命感を持ち、食料の安定生産と農畜産物の需要拡大に取り組み、命の源である食料を生産し、まさに新しい時代の農業を新役員と共に築き、次世代後継者に繋いで参ります。
尚、本年は第10次振興計画の策定年に当たり、各策定委員にご足労の中、最終施策のまとめに向けて審議頂いております。第9次の5年間では、予期もしないコロナの関係、ウクライナ紛争と全世界を震撼させる出来事により、この影響をまともに受けエネルギー、穀物、生活物資の値上げ、物流の停滞など予期しない出来事の連続でした。次期振興計画では、重点施策を3つに絞り、1つ目は農業所得の増大と持続可能な生産の確保、2つ目は担い手確保と次世代の多様な価値観に対応した経営、3つ目は食料・農業・環境に関する地域住民理解の醸成を基本として、強い農業と豊かな魅力ある農村を目指す内容になっており、指針に沿った今後5年間の取組みとして進めて参りますのでよろしくお願い申し上げます。
最後になりますが、JAの存在意義は、相互扶助の精神で成り立っています。お互い様と気楽に言える組合員間が理想であります。協同組合の意義や組合員の役割についても、改めて振り返って頂きながら、更なるJAの結集をお願い申し上げます、今後も組合員の皆様が夢と希望を持って営農と生活が持続出来る環境を整えられますよう、JAも全力で取り組んで行きたいと思います。
本年も組合員、ご家族様が健康で災害も無く豊穣の出来秋を迎える事が出来ますよう心からお祈り申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

令和6年度 新年挨拶 北海道農業協同組合中央会 代表理事会長 樽井 功

新年あけましておめでとうございます。
組合員の皆様におかれましては、日々営農に更に邁進されておられることと存じます。
また、組合員・役職員の皆様が一丸となり地域農業の振興や地域社会の発展に向け、日頃より多大なご尽力をされていることに対しまして、改めて敬意と感謝を申し上げる次第であります。
昨年の北海道農業については、春先は天候に恵まれ地域によって降雹被害や竜巻の被害が見られたものの、概ね、平年並みに推移しておりました。しかしながら夏場は猛暑による記録的な高温多湿の影響を大きく受け、各作物の生育自体は、全般的に平年よりも早く進んできましたが、各作物等の収量および品質の低下が顕著となる残念な年でした。
新型コロナウィルス感染症の位置付けは昨年5月より5類に移行し、コロナ禍以前の日常を取り戻しつつありますが、各農畜産物の消費は依然として低迷しており、さらに、国際紛争や急激な円安の進行による飼料・肥料をはじめとした生産資材の高止まりが、農業経営に与える影響は甚大なものとなっています。
さらにこれらの影響を受け、世界の食料需給事情が一変しました。輸出制限を行い、自国の食料を確保する各国の動きが活発化し、世界的な人口増加による食料不足問題など食料争奪合戦がすでに始まっています。我が国の食料を安定的にどう確保するのか。今こそ大いに食料安全保障の国民的議論が必要となっています。
現在、日本の食料自給率は38%しかありません。
これは、世界の先進国の中で最低の水準であり、6割以上の食べ物を輸入に頼っているのが日本の現状です。
食料安全保障の強化が国家の喫緊の課題であることから、我が国の食料供給基地である北海道農業が果たしてきた役割、そして北海道農業への期待は、今後ますます大きくなるものと考えております。
JAグループ北海道は、日本の食料基地であるという使命感に立ち、食料の安定生産・安定供給と農畜産物の需要拡大を両輪として引き続き取り組むことが重要であり、国民の命の源である食を守り続けるにも、まさに新しい農業を築き、未来の世代へ繋いでいく必要があり、行政や全国連とも連携し、しっかりとその対応を図って参ります。
今年は、第31回JA北海道大会が開催されます。
また、第30回JA北海道大会の実践最終年度であり、決議された将来ビジョンである、「北海道550万人と共に創る『力強い農業』と『豊かな魅力ある地域社会』の達成」の成果をしっかりと検証し、次のJA北海道大会に繋げていく必要があります。
このような状況であるからこそ、協同組合運動の原点に立ち返り、相互扶助の精神に基づき互いに協力し、力を合わせこの難局を乗り越えることが重要となります。
消費者の皆様に対しては、今まで以上に農業・食に対する理解を求めるため、JAグループ北海道統一の情報発信のフレーズである「アグリアクション北海道」を浸透させ、より効果的な情報発信を行い、JAグループが提唱する「国消国産」の認知を広めて参りましょう。
結びになりますが、本年は辰年です。辰年は陽の気が動いて万物が振動するので、活力旺盛になって大きく成長し、形がととのう年だといわれています。
この謂われにあやかり、本年が豊穣の年となること、皆様のご健勝をご祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

職員全体会議にて職場研修(OJT)を開催しました

12月14日業務終了後、JA会議室にて職員44名出席のもと職員全体会議を開催しました。 中西参事より地区懇談会の概要について説明を行った後、職場研修(OJT)として「安全運転マナー研修」を実施しました。吹雪による視界不良時(ホワイトアウト)の運転に注意するよう約20分程度の動画を視聴しました。座席の高い大型トラックと座席の低い普通車では、運転席から見える前方の視界が違う事から、車間距離の取り方、ブレーキを踏むタイミングの相違で追突事故が発生する等、どうして事故が発生しやすいのかを学習しました。

青年部 冬季懇談会及びスポーツ交流会を開催しました

12月12日JA会議室にて青年部(池田健太部長)部員15名と若手職員5名の合計20名わけ出席のもと冬季懇談会を開催しました。1グループ4人構成で5グループに分かれ「営農(職場)において困っていること」をテーマにディスカッションし発表を行いました。その後、北見市でスポーツ交流会としてボーリングを行い大いに親睦を深めました。

地区懇談会を開催しました

12月4日~5日の2日間の日程で、JA会議室にて理事と職員(管理職)が出席し、地区懇談会を開催しました。 JA主要事業の状況、バーク・堆肥価格改定、麦乾施設大改修補助事業関係のほか、事業分量配当の実施については、最終決算状況を見極めた上で判断をしたいと報告しました。提案事項については、令和6年度施設投資計画、鹿防護柵設置事業、令和7年度通信不感地帯施設整備事業、第10次農業振興計画・中期経営計画等について出席者に意見を求めました。

ふるさと塾で協同組合論を学びました

12月1日JA会議室にて入塾者8名と組合員6名の合計14名出席のもと、講師にJAカレッジ 鳥井講師を迎えて、組合員(農業協同組合論)研修を行いました。 研修内容として、協同組合の成り立ちから現代の協同組合の在り方まで説明を受け、協同理念を学び協同組合の結集する意義を含め再確認しました。

女性部とフレミズ合同で歌謡ビクスを実施しました

12月7日町民会館大会議室にて女性部(迫田彩由美部長)部員9名とフレッシュ・ミズ(金一和美会長)会員2名の合同にて 合計11名参加のもと、前回(平成28年11月)開催以来7年ぶりに歌謡ビクスを開催しました。講師に石川朋美先生を迎えて、昭和から令和までの歌謡曲を流し、曲に合わせて十分に酸素を取り入れながら運動を行い、全身の持久性を高めるトレーニングであるエアロビクスを行いました。 始めに椅子に座って準備運動を行った後、途中何度も休憩を取り、水分補給をしながら全部で7曲エクササイズを行いました。なかなかの運動量でしたが、石川先生の「フー」という掛け声(奇声?)が笑いを誘いとても楽しい運動となりました。最後にまた椅子に座って整理体操を行い終了致しました。 石川先生より「運動しよう!と思ってもらった事が本当に嬉しい。運動は誰でもできるけど、でもやらなくても生きていけるものなんですよね。コロナで集団で運動できない時期があって、運動がその時削られ、すごく弱さを感じました。自分が情熱を持ってやってることが省かれ残念でしたが、豊かに自分の人生を楽しもうと思った時、健康がどれほど大事か。元気な心で元気な体が無いと何もできないわけで、コロナの時期を経て、形が変わっても伝えて行かなきゃなって思った次第です」とお話を頂きました。これからも楽しい行事を計画して人生を楽しみたいですね。

女性部が4年振りに道外研修を実施しました

11月29日から12月2日まで3泊4日の日程で、金沢方面にJA女性部(迫田 彩由美部長)部員6名参加のもと、4年振りに道外研修に行ってきました。 金沢・加賀百万石物語というツアーに便乗して、永平寺、世界遺産の白川郷を観て、ライトアップされた金沢駅の鼓門、加賀料理を頂きお腹も満たされました。忍者寺、兼六園を周り、山中温泉でゆっくり温泉に入り、九谷焼の絵付けをして帰ってきました。雨の多い金沢でしたが、晴れ間も出て、沢山歩き、美味しい物をたくさん食べて、部員同士の交流がなお一層深まり楽しい旅行でした。

系統連合会との意見交換会を開催しました

11月24日(金)JA大会議室に於いて、系統連合会との意見交換会を開催致しました。この取組は、系統連合会との定期的な情報交換を通して、現状の農業・そして農協の課題を洗い出し、今後の組織運営に役立てていくことを目的として毎年開催しております。各系統連合会からは、実践3年目となる第30回JA北海道大会に掲げた取組の進捗状況を報告頂き、更にはJAグループ北海道の取組の一環とした、将来に向けた中長期計画の説明を頂きました。 JAからは、令和6年度に見込まれている食料・農業・農村基本法改正に向け、系統連合会としての強い関わりを引続き国に求めて頂くように要望致しました。
◎出席者は以下の通り
【系統連合会】
・JA北海道中央会北見支所 松原支所長
・JA北海道信連北見支所  高橋支所長
・ホクレン北見支所     古川支所長
・全共連北海道本部北見支所 山口支所長
【JA】 佐野組合長・岡本常務・安部職務代行・迫田理事・鹿中理事・大矢根理事
     長瀬代表監事・ 小野監事・中西参事・各部課長の16名

令和5年度北海道枝肉共励会 黒毛和牛の部において3名が優良賞を受賞しました

11月25日令和5年度北海道枝肉共励会が開催され、黒毛和牛の部に津別町から8頭出品されました(出品頭数140頭)。 昨年までは新型コロナウイルス対策として、開催日に会場への入場が制限されておりましたが、今年度は4年ぶりの通常開催となりました。その中で、迫田隆さん、迫田裕治さん、有限会社金田牧場さんが出品した肥育牛が優良賞を獲得致しました。    
◇迫田 隆さん   去勢 A5、ロース94、BMS12、枝肉単価2,770円  
◇迫田 裕治さん  去勢 A5、ロース78、BMS12、枝肉単価2,710円  
◇(有)金田牧場       雌  A5、ロース87、BMS12、枝肉単価2,790円

有機酪農研究会 海外視察研修報告

有機酪農研究会(石川賢一会長)は、11月12日~19日(8日間)の研修日程でニュージーランドへ、津別町における国産飼料の給与率100%を目指すための草地管理や飼養管理の技術的ヒントを得るために視察研修を行いました。 今回のニュージーランド視察研修では、生産者(3戸)、指導機関(ファームソース)、製造工場、小売りとまさに上流から下流までを視察し、かかわる人々と意見交換する事が出来ました。その中で特に強く印象に残ったのは以下の3点でした。
①オーガニック放牧地における多様な草種 
ニュージーランドのオーガニック牧場では、15~20種類程度混合種子を播種し、草地の植生の多様性を高めることで、土地からの栄養吸収効率を高める取組みが進められていました。
②ニュージーランド国内におけるサスティナビリティについての意識の高さ
研修で話を聞いたほぼすべての関係者からサスティナビリティについての言及がありました。特に酪農現場では水資源の保全について強く意識しているように感じました。
③フォンテラと生産者間の連携とプライド 
牧場オーナーとファームソースメンバーとの強い信頼関係でした。フォンテラ自体が組合であり組合員からの生乳の購入から製品の製造、販売まで一貫して行っていることから、連帯感がある事はある種当然である。しかしながら、その関係性以上の信頼関係を生み出しているものは、ファームソースメンバーの専門知識に裏付けされた自信と、国の基幹産業を支えているというプライドであると感じました。JAの担当者として同様の業務に携わっている自信を顧み、あるべき姿を改めて考える良い機会となりました。
<参加者 6名>
・津別有機酪農研究会:石川会長 山田副会長
・(株)明治 調達本部:吉武原料購買部長(15日合流) 松尾酪農部課長補佐
・明治飼糧(株):森田北見支店長
・JA:畜産課 中川課長

2023年12月16日土曜日

JAつべつ×北見工大×工大生協による有機野菜を使った学食フェアが実施されました

科学的に合成された肥料や農薬を使わず、遺伝子組み換え技術を利用しない有機農業により生産された有機野菜を使った学食を、JAつべつと北見工大と工大生協で去年に引続き今年も企画し実施しました。 有機野菜を提供していただいたのは、高台地区 石川剛さんの有機南瓜、有機馬鈴薯と岩富地区(有)矢作農場の有機玉ねぎです。 北見工業大学の学食では、11月27日から12月1日まで「玉ねぎラーメン(豚骨醤油スープ)」「じゃがバター」「かぼちゃグラタン」「玉ねぎたっぷり親子丼」「牛乳プリン」が日替わりで提供されました。

オールつべつ給食が実施されました

令和5年度オールつべつ給食が実施され、平成27年から始まり今年で9年目を迎えます。食材の全てに地場産物を使用する事により、子供達に津別の食材及び学校給食に興味を持ってもらい、郷土を愛する心を育む事を目的として実施されています。1日当たり小学校183食、中学校110食、高校64食の合計357食が作られます。各主食(米・パン・麵)をメインに3回に分けて提供されました。11月21日に津別小学校の給食風景を取材させていただきましたが、「早く食べた~い」と先生に訴える子供もいて、今日の給食の献立は大好評でした。「いただきます」の号令で、胸に手を合わせる子供がほとんどの中、頭の上で手を合わせる子供が目に入り、楽しい給食風景が見られ笑みがこぼれました。
■献立
・11月21日(火)~牛丼、豆腐とじゃがいもの味噌汁、オーガニック牛乳
・11月22日(水)~スライスパン、南瓜のシチュー、ヤーコンのコールスローサラダ、オーガニック牛乳
・11月24日(金)~そうめん汁、野菜もっチーズフライ、オーガニック牛乳

ドローンによる農薬散布オペレーター講習会を開催しました

11月6日~11月10日の5日間の日程で、講師は桑原電装エアステージオホーツク営業所スマートビジネス事業部 伊藤部長にて、町内生産者5名出席のもと、令和5年度ドローンによる農薬散布オペレーター教習自動航行ライセンス取得講習会を開催しました。1日目は、JA会議室にて農薬散布ドローンの運用管理に関する事、農薬・病害虫・機体の取扱及び安全使用に関する事についての座学を行い、2日目以降は実技会場の(有)木樋桃源ファーム様共和圃場にて、講習開始時間は9時から日没を目途に行いました。実技内容は、初日は実機を用いて飛行訓練(Pモード基本操作・Aモードホバリング)、実技試験(Aモードホバリング)、2日目は飛行訓練・散布練習(Pモード)、試験(Pモード)、3日目は飛行訓練・実技練習(Aモード8の字飛行)、最終日の午前中はT-10.30自動航行実施訓練(圃場測量・フライト)と午後からは現地にて自動航行に関する座学・筆記試験を行いました。合格者には、後日ライセンスが発行されます。ドローンの性能は、30リットル(約4ha分)のタンクで散布幅約7メーターにて、バッテリーの状況により、1回の飛行で2ha程度散布が可能となっています。

消防避難訓練を実施しました

11月2日15時30分より本所事務所にて、当JAの防火管理規程並びに予防規程に基づき消防総合訓練を実施しました。この訓練は万一の災害発生に備え、適切で迅速な初期対応を身につける事で、地域や利用者の方へ安心と安全を守る事を目的に毎年実施しています。津別消防署のご協力を頂き、今年は2階からの火災発生を想定した避難誘導・消防署への通報を行い、職員は迅速に安全な場所に避難しました。 津別消防署 藤田 署長より「これから家庭でもストーブを使い始める時期になりますが、火災も多く発生しており最近ニュースでも多く報道されています。使用する前に十分な点検確認を行って使用するようお願いします」と講評を頂き訓練を終了しました。

JA青年部による出前授業を実施しました

11月28日網走市立西小学校にて、JAつべつ青年部による出前授業を実施しました。池田部長、岡本副部長、西原副部長、五島理事、田原理事の5名により「馬鈴薯について」の授業を行いました。  授業は、青年部の活動内容を紹介した後、馬鈴薯に関する話をスライドを使用して子供たちに説明をしました。じゃがいも3択クイズ大会やたくさんの種類のじゃがいもを半分に切って断面を見てもらったりと思考を凝らして楽しく学習を行いました。最後に「でんぷんかき」を子供たちに作ってもらい食べてもらいましたが、子供たちの笑顔が溢れる大変楽しい授業となりました。

今年2回目の廃プラ・廃タイヤ回収作業を実施しました

11月15日曇天の寒い中、JAつべつ青年部の協力を頂き、今年度2回目の廃プラ・廃タイヤの回収を行いました。現在活汲の小麦調整施設は改修工事中の為、今回は馬鈴薯で計量を行い、集積場所を変えて回収作業を行いました。時間帯を分けて案内をしていましたので混雑を避けてスムーズに回収作業が進みました。肥料袋やフレコン袋、農薬の空容器、サイレージ用フィルム、ミニコン、クロスシート類、廃タイヤ等の回収は、合計で85戸・35.3トン(前年94戸・38.3トン)でした。

2023年12月15日金曜日

JA青年部による小麦の研修会を開催しました

11月14日青年部部員10名出席のもと小麦の研修会を開催しました。 研修内容は、現地講習として営農課木俣嘱託を講師に迎えて、「秋まき小麦栽培 越冬前~起生期まで」の学習をしました。今年のように播種が遅く、小麦の葉齢が少ないまま越冬に入りそうな場合、雪腐病の発生が懸念されるので、茎葉防除を徹底し、その後の積算降雨が多い場合は、再散布も検討してほしい。但し、降雨量が多いという事は、圃場に入る事が難しいと思われるので、無人ヘリやドローンによる防除も検討が必要と説明がありました。 次に活汲へ移動して、現在小麦調整施設の改修箇所を見学した後、小麦等級鑑定会を開き、20サンプルを用いて各部員の品質を見る目の向上を図りました。次年度は起生期からの追跡調査を実施していく予定です。

ふるさと塾を開講されました

【第7回 土づくりと圃場管理の基本を学ぶ】
 10月30日JA会議室にて入塾者8名出席のもと、普及センター荒木係長を講師に迎え2年目第7回ふるさと塾を開催しました。 講義内容は、土壌の基礎、断面調査や有機物補給について説明を受け、土づくり、圃場管理の基本を学習しました。農耕による地力低下と地球温暖化のメカニズムについて、農耕により大気中の酸素が地中(圃場)に入り、地中のC(炭素)・N(窒素)と結合すると温室効果ガス(二酸化炭素)が発生し、大気中に放出され地球温暖化の原因になり、ガス放出に伴って圃場中の炭素、窒素を放出するため地力低下につながる。地球温暖化の原因は、プラウを掛ける事である。世界で広がる耕さない農業「不耕起栽培」が土壌保全に有効であり、被覆作物の導入と組み合わせる事で持続的な農業に結びつけたという土壌保全実証の説明を受けましたが、日本ではまだ馴染みが無い話です。不耕起栽培による弊害として、今年の様にてん菜の褐斑病多発年は、感染源を残さないよう耕起が必要です。オホーツクは年間降水量(津別町は750mmくらい)が他の地域に比べて少ない為、保水性の高い圃場づくりが求められ、耕起による圃場水分のロスを防ぐために耕盤層を適度に残しつつ圃場の保水と作物の根張りを両立させる等、試行錯誤を続けながら農業生産を高めていく必要があると説明を受けました。 午後からは北見農業試験場(訓子府町)に出向き、宗形研究主幹の案内により施設を見学させていただきました。研究内容の一つとして馬鈴薯は、道東に適する高品質安定多収な新品種の育成を行い、ジャガイモシストセンチュウに抵抗性があり、そうか病等に対して耐病性を持つ、でん粉原料、油加工(ポテトチップス)、業務加工(コロッケ)に適する品種の開発を行っています。

【第8回 クミカン制度とICTの取組を学ぶ】 
11月13日JA会議室にて入塾者9名出席のもと、第8回ふるさと塾を開催しました。最初に加藤金融共済係長から「クミカン制度と営農計画の概要」について説明がありました。クミカン営農管理報告票の見方のほか、クミカン制度とは、組合員勘定取引約定書に基づいて、毎年度営農計画書を作成し、これに定めた取引クミカン口で決済し、残高不足の場合は当座貸越により自動的に決裁する方式をいい、1年間の短期資金であり、年末必ず精算するものと説明し、営農計画書の作成が最も重要で、実践目標の明確化や計画に基づく実践、期中実績点検、次年度に向けての課題整理といった一連の経営管理(マネジメントサイクル)の基幹に位置付けられるものであることを学習しました。 次に、有岡嘱託より「ICT(スマート農業)の基礎」について学習しました。スマート農業とは、ロポット技術やICT(情報通信技術)、AI(人口知能)やIoT(様々なものをインターネットで繋げること)等の先端技術を活用し、超省力化や生産物の品質向上を可能にする新しい農業、人手不足や高齢化など人の力では困難な解決課題を技術で解決していくのが「スマート農業」であると説明し、当JAのスマート農業への取組経過や北海道畑作農業の現状、RTKとは、ホクレンRTKシステム等について学習しました。 次回は、12月1日にJAカレッジ講師を招いて農業協同組合論を学習する予定です。

JAおきなわとJAつべつ、ニッテンとの意見交換会を開催しました

10月30日JA会議室にて、季節労働力の確保方法等についてJAおきなわとの意見交換会を開催致しました。 今年1月役員道外視察研修を実施した際、JAおきなわ伊江島製糖工場を訪問し、「農業アルバイト産地間提携の取組」を行っている話を伺いました。収穫時期の重ならない3JA(北海道JAふらの、愛媛県JAにしうわ、沖縄県JAおきなわ)がリレー方式でアルバイター(季節作業員)を確保しており、北海道と愛媛県は直接農家での就労、沖縄県は製糖工場での労働がメインとなっています愛媛県と沖縄県域を行き来しているのは30~40名、北海道含めて移動就労しているのは6名程であり、裾野を広げる活動が必要となっています。
JAおきなわは今回、分みつ糖工場生産性向上に係る先進地視察の一環として来組され、意見交換会を開催する運びとなりました。 
主な内容は、JAつべつ・日本甜菜製糖(株)・JAおきなわそれぞれの取組状況を説明した後、具体的な提案として、職員間の労働交流や外国人雇用の場合の年間ローテーションが組めないか等検討する事としました。日甜からはトラックの運転手の労働交流が出来ないか意見が出ました。意見交換会終了後、甜菜圃場での収穫作業現場を見学し翌日は日本甜菜製糖(株)美幌製糖所を見学しています。 

 ~出席者は以下の通り~ 
【JAおきなわ さとうきび振興部】 玉那覇部長、西平次長、長嶺職員 
【ブルームーンパートナーズ(株)】 山城業務執行役員 
【日本甜菜製糖(株)美幌製糖所】 奥山副製糖所長 
【JA】安部職務代行・岡本常務・溝口課長・有岡MRマネージャー

津別町との意見交換会を開催しました

10月27日JA役員会議室にて、津別町との意見交換会を開催致しました。この取組は、津別農業の発展と農業生産振興を強化する目的として毎年開催されています。
 今年度は、鹿防護柵に関する要請等を含め3点、更には次期の第10次農業振興計画の骨子を説明し、持続可能な津別農業の発展に向けた前向きな意見交換を実施しました。また、最後には津別町より農業経営基盤強化促進法の改正に伴う協力依頼がされました。 
【主な意見交換事項】 
・鹿柵設置事業、農家負担軽減措置について 
・取付道路の拡張について 
・堆肥センターの運営について 
・次期農業振興計画(骨子)について 
【津別町からの提案事項】 
農業経営基盤強化促進法の改正に伴い、「地域計画」の策定が必要になったことから、10年後の姿とする「目標地図」を農業委員会が調査、聞き取りし素案を作る事になるため、JAにも将来像を協議する場を設け、作成事に協力頂きたい。

 ~出席者は以下の通り~ 
【津別町】佐藤町長・伊藤副町長
【津別町議会】鹿中議長
【農業委員会】巴会長 
【津別町役場】迫田産業振興課長・渡辺産業振興課長補佐・土田農政係長 
【JA】佐野組合長・岡本常務・安部職務代行・中西参事・久保部長・溝口課長

令和5年度 津別町産業開発功労者に金一和美氏が表彰されました

10月31日津別町中央公民館にて、津別町と津別町教育委員会の主催により、令和5年度津別町功労者・善行者表彰式並びに文化賞・スポーツ賞顕彰式が行われ12名1団体が表彰されました。 産業開発功労者には3名表彰されました。金一和美氏は、平成11年3月に津別町初の畑作複数戸協業法人「木樋桃源ファーム」を設立し、平成25年4月に二代目代表就任後、更なる法人経営の基盤を発展させ、他の協業法人設立の模範になる等、津別町農業の振興に大きく貢献され、また、平成20年に当農協理事に就任以来、5期15年にわたり組織育成、営農振興など多大な貢献をされた功績により表彰されました。 他に農業関係者では田原賢二氏は平成23年4月に津別町農業委員会委員に任命以来4期12年、佐野多希子氏は平成20年4月から津別町農業委員会委員に任命以来5期15年にわたり、本町の農業の振興発展に多大な貢献をされた功績により表彰されました。 又、自治功労者に柳瀬健三氏と上田隆志氏、社会福祉功労者に中山静男氏、消防功労者に岡本功夫氏と金田和久氏が表彰され農業関係だけでなく津別町発展のために色々な分野で活躍されております。