2016年12月28日水曜日

津中2年生農業体験報告会


津別中学校(可児幹博校長)の2年生は、畑作班と酪農班に分かれて一年を通して農業体験が行われ、総仕上げとなる報告会が同校体育館で受入れた組合員、JAが参加して12月8日開催されました。

農業実習は春から秋まで3日間行われ、座学と収穫物を利用した調理実習を含めると36時間のカリキュラムが組まれています。生徒たちはPCを駆使してパワーポイントを作り上げ体育館の舞台いっぱいに映像を映し、報告内容を班ごとに発表しました。

今年の実習では、農作業や搾乳実習の感想に加え、津別町農業全体が抱える「農業後継者問題」「農地の維持」「地産地消」など班ごとテーマ設定を行い個人ごとに提言を行う内容となっていました。「農地の維持」では「農業の魅力は大自然に触れられる事であり、新鮮な野菜を食べられる事が農業の魅力であり、これを新聞やメディアを使いアピールして行くこと」「作物の品質や安全性を高めブランド力の確立」「インパクトあるポスターやPR活動で津別町の注目度を上げる」「町内外の若も者にグリーン・ツーリズムで農漁体験してもらい楽しさを体験してもらうこと」など生徒が考える解決策が提案されていました。

受入農家からは「中学2年生とは思えない課題設定で、解決策も整理されており感心しました」「農業体験したことから日々作物の成長を見る目が変わったと思います。これからも津別農業を見守って頂きたい」と感想をもらい終了しました。

学校給食・認定こども園に  有機農畜産物プレゼント


津別町有機酪農研究会(石川賢一会長)と津別町特別栽培農産物推進協議会(石川剛会長)は、有機農産物の普及拡大会を目的に学校給食とこども園に農畜産物の贈呈を行いました。

会を代表し山田照夫氏と矢作芳信氏が12月16日、津別町教育委員会宮管教育長を訪問。玉葱・馬鈴薯40kgを学校給食へ、オーガニック牛乳15本を認定こども園長政久仁子園長へそれぞれ贈呈しました。

宮管教育長は、「学校給食は小学校から高校まで実施しており、体に良い有機農産物はとてもありがたいこと」とお礼を述べていました。

大豆調整フル稼働


28年産大豆の調整作業は11月20日から開始され、12月中旬には調整作業もトーク迎えています。

今年の作付は「ユキホマレ」「とよみずき」が300ha作付され、前年を上回る面積となりました。収穫時期なってから降雪の影響を受け、収穫作業が中断したこともあり、品質的には例年を若干下回る状況となっています。

12月7日JAつべつ検査員と共に北海道米麦改良協会松井則幸統括検査員立会いの元で等級検査が実施され、この日の検査では3等を確保。松井統括によれば、管内の状況も昨年を1俵下回り3.5俵/10a程度、3等が多い状況で後半に期待したいと述べていました。

2016年12月26日月曜日

津別町農業  2017年を語る


第8次津別町農業振興計画は、昨年一部見直しを行い2018年を最終目標年として定め、計画を押し進めることとなりました。計画を前に進めるには組合員・行政・関係機関の協力は欠かせません。

 今年の新春の座談会企画は、振興計画を中心に佐藤多一津別町長、顧問アドバイザー東山寛北大准教授、鹿中徳三郎青年部長、佐野多希子女性部長に同席頂き現状と未来を語って頂きました。

2016年12月10日土曜日

農村環境と景観を守る

毎年春と秋に実施されている廃プラ回収事業が、11月11日麦乾工場前広場で実施されました。

この事業は、網走川上流の農村環境や景観を守るため、町農政グループとJAつべつ・JA青年部三者が協力して行っております。

秋の回収に参加した戸数は町内99戸、フレコンバックや農薬ポリ缶など再利用される廃プラ29t、廃タイヤ10tは、前年を上回る回収となりました。

2016年12月9日金曜日

大きくなって下牧

5月下旬にJA栄牧場に入牧した和牛、ホルスタイン106頭は、5カ月半ほど放牧されれて11月2日それぞれの生産者の元へ引き取られて行きました。

雪もちらつく季節となり入牧した時よりも一回り大きくなって、生産者が用意されたトラックに職員が一頭一頭識別番号を確認しながら積み込まれまれて行きました。

小麦防除 102ha無人ヘリ活躍


例年より早く10月下旬に降雪になり、秋小麦の雪腐れ防除が出来ない状態が続いていましたが、11月に入り天候が回復し雪が溶けた事から、計画されていた無人ヘリによる雪腐れ防除が14日から始まりま21日までに終了しました。

今年の申し込面積102ha、利用料金は2,981円/10a。条件の悪い地域では融雪剤を散布してから防除を行うなど、一足早い雪に苦労を強いられる年となりました。

2016年12月8日木曜日

農協・漁協の力を合わせ6次化へ

JAつべつ・網走漁協・西網走漁協の女性部が力を合わせ6次化に向けた協議が行われています。2015年3月から始まったこの取組は、まだ具体的な商品開発までにはい経っていません。
11月28日網走漁協に集まった女性部員は、網走市藻琴で2011年に起業した「合同会社大地のりんご」代表道山マミさんを招き、会社をスタートさせる取組や商品を売り出すまでの取組を披露した。

農業・漁協の婦人による取組はあまり例がないだけに、「やれない理由を探さず、やれることから始める事が大切」「農協・漁協本体の協力も欠かせない」「失敗しても文句を言わない約束もひつよう」と話しました。

2016年12月6日火曜日

年末に向けて防犯訓練


貯金共済課では、美幌警察署の協力を得て11月24日防犯訓練が行われました。模擬訓練と思いつつも一瞬職場全体に緊張が走ります。警察署員からは「訓練を重ねる事で対応や特徴の精度を高める事ができます」。山本課長は「初めて体験する職員もおり毎年訓練は実施する」と話していました。

2016年11月14日月曜日

2016つべつ産業まつり

地元の農産物と海産物を低価格で提供する「2016つべつ産業まつり」が、津別町の中心街さんさん館前広場で10月16日開催されました。主催者を代表して山下組合長は「つべつ物産まつりは6回目となりました。今年は台風と長雨の影響で農作業が遅れ農家は大変苦労して収穫作業を行っております。出来秋は立派な農産物を取り上げてきており、農家の思いを汲み取って味わって頂きたい。津別町は5千人を切るような人口となっていますが、皆様と助け合いながらこの町を皆さんと共に創って行きたいと思っています」と挨拶。

  • 玉葱1300kg
  • 男爵1000kg
  • ホタテ1200kg
  • シジミ60kg
完売。

今年の参加団体は、サンマルコ食品(㈱)、㈱相生振興公社、㈱柳瀬食品店、網走川流域農業・漁業連携推進協議会など町内7団体。JAつべつでは、「いも・玉葱詰め放題」には、玉葱2基1300kgと男爵1基1000kgが用意され、300人以上が長蛇の列をつくる人気商品となりました。天候不良から「いも・玉」が不足傾向にある事が例年を上回る人気となっているようです。

550万人サポーターづくり。「JA2MP」50人以上が登録

さんさん館の会場内では、初めての取組として「食と農でつながる550万人サポーター作り!」ブースを特設。「JA2MPジェイエイジャンプ」のサポーターづくりには、JA中央会北見支所西本支所長と信連北見支所伊藤次長も駆けつけてダウンロードの仕方や各種ポイント内容を説明。目標としていた50名を達成し、登録してくれたお客様に記念品を渡すことが出来ました

2016年11月13日日曜日

日本農業新聞「月刊MVP賞」

平成28年10月12日(水)津別町農協応接室に於いて、営農課の建石博さんが執筆された「網走川流域農業・漁業連携推進協・6次化商品開発へ」(平成28年4月19日掲載)の記事が、株式会社日本農業新聞北海道支所の平成28年度第1四半期の「MVP賞」(最優秀記事)に選ばれ、このほど表彰状が直接本人に贈られました。


この賞は、地域やJAの情報発信という通信員の役割を存分に発揮し、紙面の向上に貢献された実績をたたえ贈られたものです。受賞されたのには、JA広報誌「北の農食家」の紙面づくりに尽力される一方、今年6月14日に農業新聞津別局が開局され、通信員として毎月投稿されてされた結果です。今後も多くの記事が掲載され、道内の皆さんに津別町の活動を知って頂くとともに、2度目の受賞をJAは期待しています。

2016年11月12日土曜日

津別小学校「食農教育」

津別町小学校(平山拓寿校長)では、低学年からの食農教育に目を向ける取組として、小学3年生全19人を対象に「JAつべつ施設等見学ツアー」を要請。これに応える形で、10月18日JAではマイクロバスを用意してツアーに協力。

学校側の目的は「津別町の主産業である農業更には、人が生きて行上で最低限必要な食料について小学校時代からその大切さを理解してもらえる様、津別町の農業・JAについて見て、聞いて感じてもらうこと」としています。

一行は、最初にJA会議室において組合長の歓迎挨拶を受け、JAバンクDVD教材「わたしたちのくらしと農業のかかわり」を観て、農家で作物が作られ、牛が育てられ食卓に届けられるまでを理解してから現地へ向かいました。
「TMR」を最初に見学、「牛の給食センターです」と説明すると納得した様子。整然と並んだバンカーサイロからデントコーンの醗酵した酸っぱい臭いに思わず鼻をつまむ生徒もおり「牛はこの臭いが大好きですよ」「これを食べた牛さんが沢山牛乳を出してくれます」の説明に、いつも飲んでいる牛乳の元を発見した様子でメモを取る場面も見られました。

JA堆肥センターでは、「皆さんのお家から出てきた生ごみやウンチも下水処理場から運ばれ、木屑と混ざり『町民還元用堆肥』になります」と言われ驚いた様子ですが、「完熟した堆肥は臭いがありません」「これが野菜の栄養になり大きく育ててくれます」と説明され、堆肥を手に取り臭いを確認して納得した様子。視察はこの他、「麦乾工場」「カルビー馬鈴薯貯蔵施設」カルビー施設ではポテトチップのお土産をもらい満足。生徒たちからは後日、視察の感想が寄せられる予定となっています。

2016年11月10日木曜日

「つべつ和牛」プレゼント

津別肉牛振興会(迫田浩司会長)は、地元つべつブランド牛の振興を図るため社会福祉法人夢つべつが運営する認定こども園こどもの杜(長政久仁子園長)を10月24日訪問し、「つべつ和牛」A5を8kg を贈呈しました。



訪問を受けた長政園長は「認定こども園には現在122人の子供たちが通っております。子供たちが喜ぶ昼食にして提供し、皆で楽しみながら味わいたいと思います」とお礼を述べました。迫田会長は、「子供達にも地元の食材を知ってもらうことは大切です。つべつブランドを広めて応援して頂くサポーター作りのためにも継続した取組としたい」と答えていました。

2016年11月9日水曜日

津別町グリーン・ツーリズム

津別町グリーン・ツーリズム運営協議会(河本純吾会長)は、神奈川総合高校2年生39名を二泊三日の日程で農家民泊として受け入れました。

受入れたのは畑作農家8戸と酪農家4戸。畑作農家では馬鈴薯や玉葱収穫作業、酪農家では搾乳作業から子牛の哺乳や敷き藁交換などを体験。参加した生徒は「馬鈴薯と石やドロを選別するのが大変でした」「ヤーコンの茎を縛り干す作業は体力を消耗しましたが、やり終えて茎がきれいに並べられたのを見て感動しました」「玉葱に病気が付いたもの、大きすぎるものが規格外になる事を知り、驚きよりショックが大きかった。食べ物のありがたさが分かった」等、様々な声を聞くことが出来ました。

2016年11月8日火曜日

農作業実習

津別町中学校(可児幹博校長)は、2年生の総合的な学習として昨年から「つべつ農業を考える」農業体験学習を取入れています。6月と9月にそれぞれ37人が畑作チームと酪農チームに別れて実習を行ってきました。このほど、10月25日生徒たちが秋に収穫したカボチャとオーガニック牛乳を使い、中学校調理実習室において津別町在住の高橋俊宏フランス料理シェフの指導を受けて調理実習を体験しました。

担任の柴田あけみ教諭は農業体験について「農作物を作る事がどれほど大変な事か知ること。作る歓びを知ること。農産物の恵みに感謝すること」これが農業体験の大きな目標と話す。

調理実習メニューは、カボチャのクリーム煮、カボチャサラダ、カボチャのデザートスープ三品。カボチャの皮むきから煮込み、牛乳と混ぜ合わせる一連の作業を高橋シェフの指導で手際よく行い2時間で完成。出来上がりは味も上々。生徒たちは食材の植付から始まり収穫、調理して食べるまで農業の楽しさを感じた様子。柴田あけみ教諭は、「農業体験実習と食材の提供までJAの協力に心から感謝します」とお礼を述べていました。

2016年11月7日月曜日

働く人の「メンタルヘルス」

JAでは、四半期に一度職員全体会議が開催され、最新の情報を共有する為様々な取組が試みられています。
今回は、9月7日JA会議室において職員50名が参加して開催されました。組合長出張のため、今回は宮川義昭常務理事が訓示を行い、職員プレゼンテーション、健保組合メンタルヘルスと続けて行われた。



労働安全衛生法の一部改正により、「50人以上の事業所にストレスチェックが義務化」されました。これは、うつ病になった人をあぶりだすものではなく、自分自身の健康度をチェックするものと理解下さい。

チェックの頻度は一年に一回です。結果は本人に直接通知するもので事業者に提供してはならないと決められています。結果、高ストレス者として面接指導が必要と判断され、本人の申し出があれば、医師の面接指導を行うことが事業者の義務となり、職場環境の改善や労働者に不利益な扱いを禁止しています。

健康チェックの結果、高ストレス者として「面接指導が必要」と評価され、医師との面談を希望する場合は、事業所の担当者に相談下さい。この際も、個人情報保護のため、第三者への情報提供はありません。

2016年10月13日木曜日

中学2年生農業実習

津別町中学校(可児幹博校長)では、中学2年生の総合学習として「農業実習」が取り組まれており、年間3日間行う予定となっています。台風の影響から8月は中止となり、9月に入り天候も回復したことから14日、2年生37人は5人から6人に別れ6班で酪農家2戸、畑作農家4戸でそれぞれ農業実習を体験しました。

学校では、2年生の農業実習を「地域から学ぼう、津別の農業の現状と未来」と目標を掲げており、担任の柴田あけみ教諭からは「私語をせず黙々と働くような指導を」お願いしたいと各農家に申し入れが行われていました。

酪農実習では、朝5時30分から農家に向かい、豊永為国浩貴さんの牛舎では為国さんの指導を受けて搾乳前搾り作業を体験。それが終わると牛舎清掃、20kgの飼料運搬に汗を流していました。一方、畑作農家活汲沢田和利さんの畑では3haに植え付けられた広い畑で、南瓜の収穫作業が行われ、つるに足を取られる畑で南瓜のヘタを切り落とし、コンテナに一個づつ丁寧に入れて集積する作業を行いました。今年は、台風と長雨で農作業も遅れ気味の中、中学生が畑で元気に動き回る姿は頼もしく見えました。