2026年6月7日日曜日

第10代目 安部新組合長からの挨拶

日頃よりJAの事業活動に対しまして、多大なる御協力と御支援いただきまして誠にありがとうございます。
組合員の皆様におかれましては、健やかに営農活動に勤しんでおられることと思います。 
この度、4月10 日に開催された第96 回通常総会に於いて、役員任期満了に伴う新役員が選任され、今回の総会をもって勇退された佐野前組合長の後任として私が代表理事組合長の責務を担うこととなりました。
平成23 年より理事として5期15 年間、皆様より御指導いただいて参りましたが、まだまだ経験が浅く、判断力、行動力において歴代組合長の足元にも及びませんが、組合員各位、役職員、関係機関の御協力を頂きながらこの重責を全うしていく覚悟であります。
退任された佐野前組合長におかれましては、監事3期、職務代行理事3期、代表理事組合長として2期、累計8期24 年の長きにわたり、津別町農業の発展に向け、JAの運営に大きく貢献されました。心から敬意を表するとともに、その功績を引き継ぎ、津別町農業を更に発展させるため、役職員一丸となり鋭意努力を積んでいく所存であります。
農業を取り巻く情勢は、依然として厳しい状況が続いております。農業就業人口の減少、高齢化、生産基盤の縮小、資材や燃料の高騰、気候変動に伴う異常気象の激甚化、さらには国際情勢による輸入資材依存リスクの顕在化など、本町農業においても例外ではない課題が山積しております。また、食料自給率の低迷や流通コストの上昇は、日本の食料安全保障に対して新たな不安を投げかけており、生産現場の維持・発展に向けた確かな支援体制の確立が求められております。
営農面では、最近の気候変動リスクの高まりを踏まえた技術指導の強化を図り、高温障害・干ばつ・病虫害などへの対応力を高める必要があります。基盤整備の国営事業がR7年で完了し、引き続き新規道営畑総事業の採択に向けて計画を進めて参りますし、灌漑用水事業を求める声もありますので国や道、津別町をはじめとした行政、各関係機関、生産者と十分な協議を行い、慎重に進めて参りたいと考えております。また、本年度より通信不感地帯施設整備事業を取り進める運びとなり、圃場内での通信環境が飛躍的に改善され、スマート農業機器の活用が大幅に進展し、作業精度の向上、作業時間の短縮、資材投入量の最適化など、生産性向上に直結する効果を期待するところであります。
第10 次農業振興計画・中期経営計画においては3年目の実践にあたり、重点施策毎の検証結果に基づいた取り組みを着実に深化させるため、次なる展開へとつなげる重要な一年となります。力強い農業を目指す上では、近年の異常気象に対応した土壌環境の整備、労働力不足を補うための津別町農業総合サポート事業の充実、地域計画による農地集積の効率化など関係機関と協力しながら組合員の生産意欲が高まる運営を実施して参ります。
JAの運営面では、組織力の向上として、職員の能力強化・資格取得支援など安定的かつ質の高い事業運営を支える人材基盤を確立し、働きやすい職場環境整備、業務のデジタル化による効率化、内部統制やコンプライアンス強化など、組織の健全性・信頼性を高める取組を積極的に進め、組合員から信頼される組織運営を進めて参ります。
結びになりますが、国内情勢の変化と政策の方向性を踏まえつつ、地域農業の未来を見据えた持続可能な仕組みづくりを進め、組合員・地域住民・職員が一体となり、地域に求められ続ける協同組合としての役割を果たすべく、着実な事業展開を進めて参りますので、組合員皆様の御理解と御協力を賜りますことを御願い申し上げ、就任の挨拶といたします。