2025年6月13日金曜日

北の農職家2025年新年(6月)号を発行しました

2025年新年(6月)号を発行しました。 新たな情報が満載ですので、是非ご拝読ください。
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令和7年度 「軽トラ市」が始まりました

5月20日(火)午前6時から、さんさん館前広場にて令和7年度の軽トラ市が始まりました。  初日は5月下旬とはいえ多少の寒さはありましたが、天候に恵まれ初日の軽トラ市では、「野菜・花」の苗及び「花豆・トラ豆・小豆・金時・黒大豆」等の販売がされ、傍らでは、朝のラジオ体操が実施される中、約20人程の来場者がありました。
軽トラ市は、毎週火曜日と土曜日の週2回、午前6時から7時まで旬の野菜などを用意し、10月上旬まで開催する予定です。

津別町農業労働力支援協議会によるアルバイターの受入を開始しました

津別町では、農業労働力の減少が進む中、現在の生産規模維持・拡大するべく「コントラクターの強化」と「スマート農業推進」に取り組み、馬鈴薯・てん菜生産における、省力化・効率化を図っています。
JAつべつでは、生産者の高齢化など将来の労働力不足に起因する不耕作地の発生を防止する観点から、平成29年に「津別町農業労働力支援協議会」を国の事業を活用して設立し、生産者へアルバイトを中心とした人事派遣(紹介)を実施しています。人材の募集方法は、リピーターや取引先企業の声掛けや農業求人サイトの「あぐりナビ」や「おてつたび」といったインターネット求人サイトも活用しています。又、生産者とのマッチングを行い、自治会長が過去に農業バイトとして津別町で働いていた縁で大阪の「北野自治会」や令和4年に連携協定を結んだ「北見工業大学」留学生の募集を行って取組みを進めています。
JAつべつの支援として、宿泊先(北海道出てこいランド)の提供や交通費の一部助成を実施し引続き取組みを進めています。現在、あぐりナビ、北見工大学生、東都生協、北野自治会、旅ワークなどの、農業支援が5月中旬より始まりました。春の農作業として、馬鈴薯植付・てん菜、玉葱等の補植作業を中心に各農家さんに出向いて作業を進めていますが、秋の農作業として入れ替わりなが10月中旬頃まで収穫作業等の農業現場でお手伝いをして頂きます。

三町JA野球大会が雨天にて中止にとなり…しかし懇親会で交流を深めました

5月25日にJA津別が当番となり「三町(つべつ、びほろ、めまんべつ)JA野球大会」を津別町営共和野球場にて開催予定でしたが、降雨による悪天候のため残念ながら野球大会は中止となりました。しかしながら、近隣3JA(びほろ・めまんべつ・つべつ)の懇親を深めるべく各JAより総勢30名程の参加を頂き、JAつべつの活汲施設にて『ジンギスカン鍋』を囲んだ懇親会を行いました。子供連れで多数参加いただいた事もあり、日頃の業務連携を含め楽しく懇親を深めることが出来ました。

第1回JAつべつ青年部町内草刈活動を実施しました

青年部(西原浩一郎 部長)は、町内の清掃活動の一環として津別町の要請を受けて、達美球場周辺、豊永公園、過去の植樹場所の草刈りを毎年行っています。今年1回目の草刈りは、6月4日に実施予定していましたが、雨天のため延期となり翌日の6月5日に部員23名の参加のもと、ラグビー場(豊永)周辺を等間隔に分かれて手際良く作業を行いました。尚、2回目の草刈り作業は、6月17日に達美球場周辺・豊永公園・過去に植樹をした場所の草刈り作業を終了後、引続きスポーツ交流会を予定しています。

令和7年度 第2回小麦青空講習会を開催しました

5月22日小雨降る肌寒い中、網走農業改良普及センター美幌支所 河田普及職員を講師に迎え、①恩根地区(きたほなみ:長瀬信一様圃場)②高台地区(ゆめちから:真鍋慎二様圃場)③達美地区(春よ恋:(株)たつみ様圃場)の3ヵ所にて、延べ生産者23名参加のもと第2回小麦青空講習会を開催しました。講習内容は、農業改良普及センターより「秋まき小麦 止葉期以降及び春まき小麦の技術対策」として追肥のタイミングや植物成長調整剤の使用方法、止葉期以降の病害虫防除体系、赤さび病適期防除の説明を受けました。

重点普及活動に係る 『恩根地区』 現地検討会を開催しました

5月23日に網走農業改良普及センター美幌支所主催による現地検討会を普及センター職員8名、生産者7名、JA職員6名の合計21名の出席により開催しました。 当農業改良普及センターでは、令和3年度から津別町恩根地区を対象に重点普及活動の一環として取組みを進めています。令和7年の試験圃設置概要及び生育状況、秋まき小麦の追肥についての情報を共有し、課題解決に向けて意見交換を実施しました。

※現地検討会内容 
①前作なたね圃場の除草剤試験(おんねファーム様 圃場) 
 ・野良生えなたねに対する従来の除草体系では、抑え切れず小麦生育に懸念があり、除草効果の
  高い使用薬剤・時期について検討 
②なたね施肥試験の設置概要・生育経過(鹿中徳三郎様 圃場) 
 ・地域に適したなたねの窒素追肥量を確認し、収益性の高い施肥量を検討
③たまねぎ減肥試験の設置概要(おんねファーム様 圃場) 
 ・移植玉葱のリン酸蓄積圃場の減肥による収益、施肥の見直しとコスト低減の実装試験を実施 
④秋まき小麦「止め葉期」の管理(鹿中徳三郎様 圃場) 
 ・秋まき小麦(きたほなみ・ゆめちから)春まき小麦(春よ恋)の止め葉期以降の施肥技術につ
  いて説明 
⑤秋まき小麦施肥試験の設置概要・生育経過 (おんねファーム様 圃場) 
 ・秋まき小麦基幹品種「きたほなみ」の多収を目指すための幼穂形成期頃の窒素追肥量について
  検討

スマート農業実地勉強会を開催しました(「AI画像認識を活用したスマート農業技術」現地検討会の実施)

5月29日(木)に農研機構北海道農業研究センターの主催により、勉強会及び現地見学会が開催されました。 「スマート農業実証プロジェクト」におけるスマート農業技術の成果の発信と普及を目的として、今回、AI画像認識を活用したスマート農業による除草やドローン空撮+AI病害・雑草検知とドローン等による防除の実証成果の報告がされました。 又、見学会では有機農業で最も大変な除草作業の負担軽減が期待される、AI画像認識を導入した「EVクローラ型除草カルチ自動ロボット」による除草の実演が行われました。
 ●勉強会 現地+オンライン開催 北見工業大学
・開会挨拶:農研機構北海道研究センター所長 奈良部 孝 氏 
 ①北海道のスマート農業実証プロジェクトにおけるAI画像認識を活用した実証の紹介
  農研機構みどり戦略・スマート農業コーディネーター  長澤幸一 氏 
 ②AI画像認識を活用したスマート農機による除草の実証成果およびその後の取組み
  北見工業大学 機械知能・生体工学コース 准教授 楊 亮亮 氏 
 ③AI画像認識によるてん菜褐斑病検知(津別町)及び畑及び牧草地における精密除草の取組み  
  NTTコミュニケーション(株) P&S ドローンサービス部門 中川 宏 氏
  (株)NTTドコモ R&D クロステック開発部  山谷佳祐 氏 
 ④カボチャのうどん粉病AI[診断とドローン防除の実証(厚沢部町)
  農研機構北海道農業研究センター 野菜水田複合経営グループ長  中村卓司 氏
 ・閉会挨拶:北見工業大学 オホーツク農林水産工学連携研究推進センター長 新井博文 氏

 ●見学会 現地開催 矢作農場(津別町)
 ①「EVクローラ型除草カルチ自動化ロボット」による有機玉ねぎの除草の実演 
  北見工業大学 機械知能・生体工学コース 准教授 楊 亮亮 氏 
  矢作農場(津別町) 矢作芳信 氏