2024年5月13日月曜日
第9回網走川流域の会総会が開催されました
4月12日津別町中央公民館において、網走川流域の会第9回総会が開催されました。オホーツク総合振興局 地域産業担当部長 斉藤智浩氏・津別町長 佐藤多一氏の祝辞を賜った後、議長となった新谷会長(網走漁協組合長)の進めにより議事は全て可決承認されました。本年度は、組織内に「酷暑対策プロジェクト会議」を設置することを決めました。又、気候変動による一次産業への被害など課題解決に向け、情報を共有し調査を進めることとしました。
総会後は、会主催のシンポジュウムが開催され、研究者2人が網走川と流域の網走湖の生物についての研究発表を行いました。今回は、道立総合研究機構エネルギー・環境・地質研究所環境保全部水環境グループの三上英敏主査が「網走湖の環境特性と植物プランクトン」、東京農大生物産業学部海洋水産科学の園田武助教が「シジミから見る網走川の流域環境」と題して講演を行いました。三上主査は、網走湖について、面積が広く、自然の状態より栄養分が増えすぎた富栄養化にあることで、富栄養化の原因は、有機物が『水清くして魚住まず』とのことわざの通り、ある程度は必要」と指摘しました。原因となる窒素やリンのコントロールが大事になると説明頂きました。