津別中学校(可児幹博校長)の2年生は、畑作班と酪農班に分かれて一年を通して農業体験が行われ、総仕上げとなる報告会が同校体育館で受入れた組合員、JAが参加して12月8日開催されました。
農業実習は春から秋まで3日間行われ、座学と収穫物を利用した調理実習を含めると36時間のカリキュラムが組まれています。生徒たちはPCを駆使してパワーポイントを作り上げ体育館の舞台いっぱいに映像を映し、報告内容を班ごとに発表しました。
今年の実習では、農作業や搾乳実習の感想に加え、津別町農業全体が抱える「農業後継者問題」「農地の維持」「地産地消」など班ごとテーマ設定を行い個人ごとに提言を行う内容となっていました。「農地の維持」では「農業の魅力は大自然に触れられる事であり、新鮮な野菜を食べられる事が農業の魅力であり、これを新聞やメディアを使いアピールして行くこと」「作物の品質や安全性を高めブランド力の確立」「インパクトあるポスターやPR活動で津別町の注目度を上げる」「町内外の若も者にグリーン・ツーリズムで農漁体験してもらい楽しさを体験してもらうこと」など生徒が考える解決策が提案されていました。
受入農家からは「中学2年生とは思えない課題設定で、解決策も整理されており感心しました」「農業体験したことから日々作物の成長を見る目が変わったと思います。これからも津別農業を見守って頂きたい」と感想をもらい終了しました。