2025年11月9日日曜日

北の農職家2025年(11月)号を発行しました

2025年(11月)号を発行しました。 新たな情報が満載ですので、是非ご拝読ください。
 ※この表紙画面をクリックしたら、PDF画面に切り替わります。
  

野菜でつくるおやつコンテストが開催されました

【最優秀賞…玉ねぎクッキー】
【JAつべつ賞…かんたん!炊飯器で大学かぼちゃ】
令和7年10月4日(土)に北海道栄養士会オホーツク支部主催で「野菜でつくるおやつコンテスト」の最終選考が北ガス市民ホール(北見市民会館)で開催されました。
このコンテストの目的は、地域住民の栄養改善と地産地消の推進を目指して料理コンテストが開催され、第2回目の開催となる今回は1日の野菜摂取量350㌘に対して不足分の野菜をおやつで手軽に補えるように、70㌘以上の野菜を使用したおやつをテーマにしたコンテストになります。 
7月から募集を行い最終的に19点の応募があり、書類選考を通過した9点が最終選考に残り、栄養士会オホーツク支部の後藤田顧問を始め、当JA含めた管内5JAや協賛企業の代表者が味や見た目のインパクト、作りやすさなどを基準に審査員となり審査しました。
厳正な審査結果で、栄養士会賞として「玉葱クッキー」が9作品の中で一番の高得点となり、地元野菜を代表する玉葱を主役に、風味とスパイスが効いたつまみ系クッキーが評価されました。又、副賞として協賛企業から各作品が選ばれ、JAつべつ賞として「かんたん!炊飯器で大学かぼちゃ」(製作者:やさいくうぞう様)を副賞と致しました。とても簡単に作りやすく、甘くて美味しい大学かぼちゃに仕上がっておりました。
当JAとしては地元産野菜の認知、食の重要性が地産地消に繋がる本栄養士会の取組に共感し、今後も協賛企業として協力していきたいと考えております。
次回もこのような機会があれば、組合員の皆さんも活動目的に賛同して頂き、是非参加して頂ければと思います。
【審査結果】  
 ・最優秀賞 
  (栄養士会賞)…玉ねぎクッキー 
 ・副賞
  (道東アークス賞)…ビーツとさつまいもの水まんじゅう
  (雪印メグミルク賞)…お野菜たっぷりキッシュ
  (理研ビタミン賞)…おやさいパン
  (北見ヤクルト賞)…栄養たっぷりコロコロケーキ
  (JAきたみらい賞)…ビーツとクルミのスコーン
  (JAつべつ賞)…かんたん!炊飯器で大学かぼちゃ
  (JAめまんべつ賞)…ベジ☆☆☆パイ~星の数の秘密~
  (JAオホーツク網走賞)…ヘルシー人参きなこ餅
  (JAえんゆう賞)…玉葱クッキー 

 ※最終審査に残った9品は同支部のInstagramでレシピを公開しますので参考にしてくださ
  画」で検索!

今年もやりました!『JAつべつ還元祭』で地域応援と地産地消で消費応援!

10月26日(日)午前10時から12時までJAつべつ活汲事業所内において、今年で5回目となる『消費応援!地域応援!JAつべつ還元祭‼』を開催しました。この「還元祭」については、JA独自による地域貢献活動として、日頃の感謝と物価高の消費応援、地域へ笑顔と元気を提供することを目的に、町内で生産された農産物(特栽玉ねぎ・特栽馬鈴薯)つべつ和牛(すき焼き用)、バーク堆肥を津別町民限定で『特別還元価格』で前売り券を販売(数量限定)し、ドライブスルー方式にて引渡しを行いました。
当日の引取希望者(105台)が、前売り券と引き換えに、JA職員がそれぞれの車に「農畜産物」や「バーク堆肥」を積み込み引渡しを行いました。
雨が降りそうな曇天で気温10度と肌寒い中でしたが、混雑することなくスムーズに引渡しを終了しました。
次年度以降も、JAとして「地域貢献」の精神を忘れる事無く、生産者が丹精込めて作った農産物を秋の実りとして地域の皆さんにご提供出来るように色々なイベントを検討して参ります。

北見工業大学生協50周年記念ごちそう学食フェアにつべつ産「有機野菜」「オーガニック牛乳」を寄贈しました

「北見工業大学」と「津別町農業協同組合」では令和4年3月24 日締結していた連携協定に関する基本有効期間の延長に伴い、大学側より3年間の研究等で活性化され双方にとって有益であることが評価され合意書を再締結しています。
この度、北見工業大学生協50 周年記念に際しJAつべつから「有機野菜」「オーガニック牛乳」を寄贈しました。同大学は、JAつべつの圃場にてスマート農業の実証試験を行い研究に取り組んでいます。今回でつべつの食材の寄贈は4回目を数えますが、有機栽培の「玉ねぎ200㎏」「ジャガイモ100㎏」「かぼちゃ100㎏」「にんじん20㎏」「長ねぎ10㎏」「オーガニック牛乳9ℓ」を寄贈し、それを使用した料理が提供されました。
❒学食フェアのメニュー 【有機野菜の解説も展示!】  
 ①有機野菜のスープカレー ②たまねぎかき揚げうどん/そば  
 ③たまねぎたっぷり親子丼 ④かぼちゃグラタン  
 ⑤かぼちゃプリン     ⑥揚げいも  
 ⑦たまねぎ丸ごとスープ  ⑧たまねぎラーメン  
 ⑨白髪ネギラーメン  

有機野菜を使った限定メニューを北見工大の学食で10 月20 日(月)~ 10 月24 日(金)の間提供し、多くの学生に好評頂きました。

新入職員農業実習を実施しました

新規採用による新入職員の農家実習が、農作業体験を通じて実施されました。
実習内容は、甜菜の収穫最盛期を向え、主に「甜菜タッピング」作業を中心に作業を行いました。
・伏見 侑晟(農 産 課)  10月9日~10日 (2日間)
・青山 龍人(営 農 課)  10月9日~10日 (2日間)
・石澤 崚生(金融共済課)  10月14日~15日 (2日間)
・吉田  凌(生産資材課)  10月14日 (1日間)

令和7年産 てん菜コントラ収穫作業始まる!(てん菜収穫機 「テラドス」稼働)

9月30 日(火)からてん菜収穫機(テラドス)による収穫作業を開始し、10 月3日より日甜美幌製糖工場の操業開始となりました。2017 年からスタートして今年で9年目となります。今年は利用農家14 戸、面積141ha を11 月7日頃までに収穫を終える予定です。
生育状況は、平年並みに推移し高温多湿でしたが、今年は昨年よりも「褐斑病」の発生が遅れたことにより二次成長もなかったことから、てん菜の糖度は10 月24 日現在で平均14.8 度(昨年:14.7 度)の平均糖度となっています。オペレーターは、遠藤 進氏(活汲)、柏木 守氏(活汲)、新谷和典氏(木樋)の3名体制でテラドスの操作を進めています。

北海道農業協同組合中央会 樽井 功代表理事会長より農協法公布記念日にあたり組合員・役職員の皆さんへのメッセージ

【北海道農業協同組合中央会 代表理事会長  樽井 功氏】

昭和22 年11 月19 日に農業協同組合法が公布されてから78 年が経過しました。
戦後の食糧不足の混乱期に、農業者の協同組織を通じて農業生産力の向上と農業者の 地位向上を図り、国民経済の発展に寄与することを目的に制定されたこの法律により、農業協同組合が誕生しました。

農業協同組合は「農業者による農業者のための組織」として、自主・自立、民主的運営を基本に、相互扶助の精神のもと、組合員の営農と生活の安定、地域社会の発展に貢献してきました。
一方、現在、農業・農村を取り巻く環境は大きな変革期を迎えています。気候変動による猛暑や豪雨、円安による資材高騰、国際的な食料需給の不安定化などが農業経営に影響を与えています。

昨年、農政の憲法とも言われる食料・農業・農村基本法の改正により、国民一人一人の食料安全保障の確保と環境と調和のとれた食料システムが基本理念として位置付けられ、世界的な食料需給の不安定化による輸入リスクの増大、環境問題への対応など、日本の農政は大きな転換点を迎えています。
JAグループ北海道は、改正基本法に基づく農業構造転換対策の予算確保、食料安全保障の強化、持続可能な北海道農業の確立に向けて、組合員の声を国政に届ける活動を継続しています。

国連は、持続可能な生産と消費、食料安全保障、気候変動対策、地域の人々への医療・福祉、働きがいのある人間らしい仕事の創出、すべての人が参加できる社会づくりなど、さまざまな分野で持続可能な開発目標(SDGs)に貢献している協同組合を評価し、その 認知の向上と協同組合の振興のために、2025 年を国際協同組合年に定めました。
この国際協同組合年を契機に、協同組合の力を再認識し、地域課題の解決と安心で豊かな未来の創造を目指しましょう。

最後になりますが、JAグループ北海道は、組合員との対話活動を一層強化し、協同組合の理念と精神を組織結集力につなげ、今後とも組合員の皆様が夢と希望を持って営農と生活が続けられる環境を整えること、地域農業とJAの発展に全力でサポートすることをお誓い申し上げ、農協法公布記念日にあたってのメッセージと致します。